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実務刑事 判例評釈(case 276)札幌高判平27.12.8 アルコールを身体に保有した状態で,スマートフォンの画面を注視しながら自動車を運転し,歩行者4名に衝突して死傷させた事案について,「アルコールの影響により正常な運転が困難な状態」にあったとして,危険運転致死傷の成立を認めた事例
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佐藤 央雅
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立花書房
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2018
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実務刑事 判例評釈(case 277)福岡高判平29.9.22 ストーカー行為につき,(1)別居中の妻及びその交際相手に対するストーカー行為については,不貞調査としての目的の範囲内の行為であれば,恋愛や怨恨の感情を伴っていても,ストーカー行為等の規制等に関する法律2条1項の目的が認められないとした第一審判決の判断は是認できないとし,(2)上記妻及びその交際相手の自動車にGPS機器を取り付け,また,その住居等付近をビデオカメラで撮影した行為は,同法2条1項1号の「見張り」に該当すると判断した事例
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見市 香織
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立花書房
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2018
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実務刑事 判例評釈(case 278)最決平29.12.11 現金送付型の特殊詐欺事案において,「だまされたふり作戦」開始後に受領行為に関与した被告人について,詐欺未遂罪の共同正犯を認めた事例
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神谷 瑞枝
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立花書房
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2018
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実務刑事 判例評釈(case 279)東京高判平29.9.21 外国の捜査機関がライブ・コントロールド・デリバリーを実施した覚せい剤の密輸入事件において,当該外国の捜査機関による捜査が違法であるとして日本国内で押収された覚せい剤等の証拠能力が争われた事例(上告中)
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白鳥 智彦
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立花書房
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2018
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実務刑事 判例評釈(case 280)大阪高判平30.4.12 婚姻が偽装によるものであって無効である場合には,その間に生まれた子とした出生届は「虚偽の申立て」に当たることから,当該出生届を提出し,戸籍の電磁的記録にその旨不実の記録をさせるなどした行為が,電磁的公正証書原本不実記録罪及び不実記録電磁的公正証書原本供用罪を構成すると認定した事例
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奥村 寿行
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立花書房
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2018
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実務刑事 判例評釈(case 281)最大判平29.11.29 刑法(平成29年法律第72号による改正前のもの)176条にいう「わいせつな行為」に当たるか否かの判断を行うための個別具体的な事情の一つとして,行為者の目的等の主観的事情を判断要素として考慮すべき場合はあり得るが,行為者の性的意図は強制わいせつ罪の成立要件ではないとした事例
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石飛 勝幸
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立花書房
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2018
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実務刑事 判例評釈(case 282)大阪高判平30.5.25 覚醒剤密輸事件の控訴審において,被告人に覚醒剤を含む違法薬物の認識が認められないとした第一審判決を破棄し,その認識を認めた事例
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横山 亞希子
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立花書房
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2018
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実務刑事 判例評釈(case 283)さいたま地判平30.5.10 建造物等以外放火等の事案において,警察官が被告人方前の公道及び被告人方玄関を7カ月半にわたってビデオカメラで撮影して収集した証拠について,違法収集証拠として証拠能力が否定された事例
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堀田 さつき
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立花書房
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2018
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実務刑事 判例評釈(case 284)福岡高判平30.6.19 金地金(きんじがね)を本邦に密輸入し,消費税額相当分を上乗せした金額で換金した後,換金に係る現金を本邦外に密輸出することを繰り返していた外国人らが密輸入を図った金地金及び密輸出を図った現金について,刑法19条による没収を認めた事例(上告中)
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栗原 一紘
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立花書房
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2018
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実務刑事 判例評釈(case 285)最決平30.6.26 強制わいせつ及び強姦の犯行状況を隠し撮りしたデジタルビデオカセットを犯行供用物件として没収した事例
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矢崎 正子
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立花書房
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2019
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実務刑事 判例評釈(case 286) 札幌地判平30.7.20 事故から約6時間ないし約7時間が経過した後のいわゆる追い飲み行為について,過失運転致死アルコール等影響発覚免脱罪におけるアルコールの影響の有無等の発覚免脱行為に該当し,発覚免脱目的も認められるとした事例
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鷲見 徹郎
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立花書房
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2019
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実務刑事 判例評釈(case 287)大阪高判平29.2.9 携帯電話機を使用するなどして行った野球賭博につき,賭博場開張図利罪の成立を認めた事例(常習賭博,賭博場開張図利幇助被告事件)
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大牧 元
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立花書房
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2019
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実務刑事 判例評釈(case 288)東京高判平30.9.5 居住者等がマンションの各階のゴミステーションに捨てたごみを当該マンションのごみ回収責任者である所持者から任意提出を受けて領置するなどした警察官の行為が適法とされた事例
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浅葉 義浩
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立花書房
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2019
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実務刑事 判例評釈(case 289)福岡高判平31.2.20 金地金(きんじがね)の密輸入事案において,「犯人以外の者に属しない物」であることの証明がなされていないとして金地金の没収を認めなかった第一審判決が,控訴審で覆された事例
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小林 敬英
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立花書房
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2019
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実務刑事 判例評釈(case 290)福岡高判平30.7.4 飲酒運転をして自動車事故を起こし被害者を死亡させた被告人について,「アルコールの影響により正常な運転が困難な状態」にあったというには合理的な疑いが残るとして危険運転致死罪の成立を認めなかった原判決を破棄し,同罪の成立を認めた事例
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江口 枝里子
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立花書房
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2019
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実務刑事 判例評釈(case 291)東京地判平30.10.1 補助金等不正受交付罪は詐欺罪の特別規定とは解されないと判示した事案(確定)
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加藤 和輝
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立花書房
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2019
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実務刑事 判例評釈(case 292)札幌地判平30.12.3 相手方から素手による攻撃がなされた後,背後からハンマーで頭部を殴打して全治約2週間の傷害を負わせた行為について,正当防衛の成立が認められ,無罪とされた事例(確定)
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中村 明日香
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立花書房
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2019
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実務刑事 判例評釈(case 293)福岡高判平30.7.20 警察官が,捜索の際,携帯電話機の使用を禁止した行為が,捜索現場に居合わせた者全員に対して一律に使用を禁止することを示したものであり違法とされた事案
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永井 裕之
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立花書房
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2019
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実務刑事 判例評釈(case 294)東京高判平31.2.28 いわゆる機会提供型のおとり捜査について,その適法性の有無を具体的に検討して適法性を認めた事例
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萩野 哲史
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立花書房
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2019
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実務刑事 判例評釈(case 295)最判令元.6.3 交通反則告知書の受領を拒否したことにつき道路交通法130条2号に当たると解するのは信義に反するなどとして,同号該当性を否定した原判決には法令の解釈適用を誤った違法があるとした事例(確定)
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大竹 将之
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立花書房
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2019
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